光の森の工務店 logic architecture 社長ブログ   <ロジック熊本>

建築家との協業により、デザイン・快適さ・構造の全てに妥協しない家を「手の届く価格で」つくりあげるlogic architecture。 旧ブログを社長ブログとして復活しました。かなり気まぐれに更新してまいります。

社長のつぶやき

規格

1メートル四方のパネルを自由に組み合わせることで、
思い思いの空間が、簡単に実現できるユニット「tsubomi」。


sk_tsubomi



「規格」という一見窮屈そうな概念のモノでありながら、
自由度の高さを持つという点で、イームズハウスや、ロジックのパネル工法に通じるものを感じます。



http://ecoms.sus.co.jp/product_info/tsubomi/





追伸、

かなり久々のブログです。
広報担当者より、たまにはブログ書けと怒られました(笑)

次回は今年のミラノサローネのレポートを書きたいと思います。

 

日本一をいただきました

かなり久々のブログです。

実は以前のドイツ旅行期、書きかけの続きのブログがあったのですが・・・ 
ネタは鮮度が命ですので、お蔵入りさせていただきます。。。


さて、今回は第5回R+house全国大会のご報告を。



建築家とつくる高性能住宅「R+house」。

全国160数社が加盟するネットワークの全国大会が、
港区白金台の八芳園にて開催されました。

ここで改めてR+houseについて説明させていただきます。

建築家との家づくりを行う当社ですが、
フルオーダーでの家づくりは高額になりがちです。

また、敷居が高いとお感じにならる方が多く、
以前は建築コストの問題から、計画を断念される方もありました。

そこで当社でも導入し、今一番選ばれているのが「R+house」。

高性能な断熱材や、良質でグレードの高い建材を、
圧倒的な低価格で仕入れることが出来るウェブ受発注システムや、
設計上のルールを設けるなどの仕組みを取り入れることで、
建築コストや建築現場を最大限に合理化することで、
建築費を3割程度削減することが可能になっております。

また、通常では耳にすることができない、
国の最新のエネルギー政策などの情報も、どの工務店さんよりも早く仕入れることができ、
高性能で資産価値の高い家を提供するために、不可欠なネットワークであると言えます。


式次第はオープニング、現状報告に続き、セールスキャンペーンの表彰式。

昨年も法人部門グランプリ(一位)を頂いたのですが、、、






今回は、







個人の部で窪田君が2位!








そして、









IMG_0003
今年も法人部門でグランプリをいただきました!


創業時の、

「一人でも多くの方に、高性能住宅を手の届く価格で手に入れていただき、幸せになってもらいたい」

という想いに共感して下さった、
お客様、スタッフ、協力業者の皆様のお陰です。

ありがとうございます。



IMG_0018
賞状と盾と賞金をいただきました!(たからないで下さい・・・)


その後、何故だか、、、

IMG_7319
当社の取り組みについて、講演させていただく機会をいただきました。



その後、特別講演へ。

毎回日本のエネルギー政策に多大なる影響力を持つスピーカーの方による講演は、この全国大会の楽しみの一つです。

今回は慶応義塾大学伊香賀教授の「住宅性能と健康の関係」、
日本エネルギーパス協会今泉代表理事の「新築住宅の省エネルギー化の見える化」についての講演を拝聴することが出来ました。

低断熱住宅の人体生命への危険性、
日本の省エネ基準のレベルの低さを改めて痛感するとともに、
更なる高性能な家づくりへの活力を頂きました。



話は変わりますが、

11月1日よりLogic Architecture 株式会社ロジックは4期目に突入します。

以前は「社歴の浅い若い会社」と言われておりましたが、
もう然程若くも無い会社になりつつあります。。。

4期目突入を機に、更に多くの方に快適な住環境を提供すべく、
10月は、ロジックの家づくりの共感していただいた芦北の佐藤産業様とともに、
Logic Yatsushiroをオープンさせていただき、

11月1日よりLogic Heiseiの仮店舗を開設し、
春先には平成大通りに新ショールームもオープン予定です。


4期目もより一層、

一人でも多くの方に、高性能住宅を手の届く価格で手に入れていただき、幸せになっていただくために、邁進して参ります。



Logic Architecture 吉安タカユキ

http://www.arc-logic.net/
 

「後悔しないための賢い家づくり勉強会」のお知らせ

旅行記の続きが中々書き出せませんが・・・

イベントの告知です。



年に4回開催の「賢い家づくり勉強会」のお知らせです。

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「即満席」というのはややオーバーですが(笑)、
毎回告知から開催までの2週間で25組以上のお申込をいただき、
キャンセル待ちで次回のご予約までいただく程の人気の勉強会です。



今回は講師に柿内和徳氏をお招きしました。

study_r3_c31969年生まれ、東京大学大学院終了後、大手コンサルティング会社にて大手ハウスメーカーから中小工務店まで様々な住宅会社のコンサルティングを手掛ける。
現在その経験を活かし、全国各地で年間120回以上のセミナーを開催。住宅業界の表も裏も見てきて得た「賢く家を建てるための知恵」を紹介。







来て頂けると得られる知識として・・・

・何故大手メーカーの家は高いのか?
・30%安く住宅を取得する方法とは?
・どのようにしたら住宅資材が安く買えるのか?
・住宅ローン選びに失敗して公開しないためのチェックポイントは?
・建売?マンション?注文住宅?どれを選べばいいの?
・土地探しのコツとは?
・あなたにとって最適な住宅取得時期は?
・設計士、建築家、何が違うの?

といった知識が得られます。



これまで出席された方のアンケートでは、
90%以上の方に「大変参考になった、今後もまた受講したい、」との評価を頂いております。


「これから家づくりを検討したい」
「何から始めたら分からない」


という方も大歓迎です。


完全予約制となっておりますので、是非お早めにご予約下さい。


ご予約は

TEL096-233-0649までお電話いただくか、
イベント申し込みフォームにて「勉強会参加希望」とご記入の上お申し込み下さい。


※ご来場いただいても、ご希望されない方へのしつこい売り込みは
 一切行っておりませんので、ご安心下さい。



開催日時:7月28日(日) 13:30〜15:30(会場13:00)
会  場:熊本テルサ 熊本市中央区水前寺公園28-51(駐車場代無料)

キッズコーナーもご用意しておりますので、お子様のいらっしゃる方もお気軽にお越し下さい。
(ご予約の際にお子様の人数もお伝え下さい。)











旅行記 フライブルク編

何回かに分けて旅のレポートを書いていきたいと考えていますが、
まずは真面目な話から・・・

今回は様々な国と地域を回ってきましたが、
目玉は村上敦さんの案内によるフライブルク市内視察。

村上敦さんといえば、今日本で一番有名な環境ジャーナリスト。

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この方の存在無しに、今の日本のエネルギー施策は無いと言っても
過言ではないかもしれません。



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村上敦さんの最新の著書「キロワットアワー・イズ・マネー」
是非ご一読下さい。
※ショールームでも取り扱っております。


村上さんの住まうこのフライブルク。
日本の室町時代には既にフライブルク大学が創設されていたそうです。

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「市内中心部は原則マイカー乗り入れ不可。」

ドイツの中でも一際知的レベルが非常に高い人が集まる街であり、
このことが、環境問題についての取り組みの早さの一因にもなっているのでしょう。


更にその中でも最も先進的な住宅地が
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ヴォーバンの住宅地。

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この「パッシブハウス」の写真に見覚えがある方も多いのではないでしょうか?

このヴォーバンで見てきたものをレポートしたいと思います。




近年では環境に対する意識が高い方が増えてきたようで、
単に光熱費削減のためだけではなく、環境の為に太陽光やハイブリッドカーを選択される方が多いように思えます。

ところで、一番エネルギーを浪費している場所をご存知ですか?

答えは「発電所」

発電され実際に電力として消費されるものは4割弱程度。
残る6割強は、発電所で「熱」という形で放出しています。

つまり冷却のため等に海に熱を放出している訳です。

電力は原子力や化石燃料により作られる割合が多いのですが、
その大半は輸入に頼っています。

ということは・・・

輸入したエネルギーの大半を捨てているのが実情です。

つまり、電力を購入しているということは、
相当に効率の悪いエネルギーに依存しているということになります。

ではどうすれば良いのか?

・再生可能エネルギーの利用
・地域ごとに発電所を作る
・これまで捨てていた「熱」の有効利用
・エネルギーを消費しない建物にする

それらを実践しているのがドイツであり、
その中でも最も先進的なのがフライブルク・ヴォーバンです。





■再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーとは、太陽光、地熱、バイオマス、風力などの、
反復的に補充されるエネルギーのことです。

ちなみにドイツでは2050年までに化石燃料の全廃、
つまり全てのエネルギーが再生可能エネルギーになるようです。

そのためにはインフラ整備はもちろん、建物の熱消費を削減することが重要となってきます。


「創る」→「極力使わない」→「余る」→「効率的に二次利用」


この流れが非常によく考えられており、
しかも着実に2050年に向けて歩んでいる印象を受けました。





■地域ごとに発電所をつくる

エネルギーロスを減らすためには、家庭内で発電することは勿論ですが、
地域毎に小規模なものを配置するのが効率的です。

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「ヴォーバンのコージェネ発電所」

バイオマス(木材チップ等)によるこのコージェネ発電所は、
非常に小規模なもので、建築コストも安価であり、
日本であっても各自治体レベルで取り組めるものかもしれません。

1万人弱の人口を抱えるヴォーバンの電力をカバーするのみならず、
後述の地域暖房の熱源にもなっています。

ヴォーバンでは既に町全体でプラスエネルギーとなっており、
余剰電力を他の地域に販売しているとのことでした。





■これまで捨てていた「熱」の有効利用

熱で温水をつくり、各家庭に循環させる地域暖房が普及しています。

エネルギーロスの少ない住宅を、地域暖房で暖めることで、
捨てるはずのエネルギーを最大限に利用します。

家庭での電力消費の3割程度は暖房によるもの。
この部分を捨てていたエネルギーで補えるとしたら、、、

ただし後述するエネルギー消費の少ない家でなければ、容量不足となり実現不可です。





■エネルギーを消費しない建物にする

ドイツの建物の省エネルギー性能の基準の高さは想像以上。
氷点下10℃以下の真冬であっても、人が集まれば無暖房でも過ごせる
レベルといいます。

ドイツでは合理的に省エネ化を推進するために、
熱消費の多いところから優先的に断熱改修を義務化してきました。

住宅の熱消費は全体の35%程度と高い割合を占めており、
オイルショック以前の無暖房住宅のストックが多かったために、
そのような建物から優先的に改修が推進されてきました。

結果として集合住宅でも快適な住環境が整ったようです。


前述の地域暖房で循環してきた温水も、
建物のエネルギーロスが少ないために殆ど冷めることなく
発電所に戻っていきます。

そのことで、小規模な発電所ながら、
多くの世帯をカバーする暖房が行える訳です。

日本の家だったら、
いったいドイツの発電所の何倍の規模のものが必要になるのか・・・

答えは分かりませんが、悲惨な数字になることでしょう。


ドイツでは厳しい性能基準があるため、性能の悪い建物は建築不可です。

一方日本には、「次世代省エネ基準」というものがありますが、
義務ではなく、基準値もドイツの30年以上前の基準程度。

低レベルな基準でありながらも、
義務ではありませんので、達成率も3割程度と低い数字になっております。

しかし日本の国交省も近年ようやく重い腰を上げ、
2020年まで段階的に一定基準以上の断熱を義務化していくことを決定しております。

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つまり一般住宅であっても、
遅くとも2020年までには現在の次世代省エネ基準以上の断熱性能基準が
クリア出来ていなければ建築不可ということになります。

前述の通り、国内で新築されている建物での達成率が3割程度と考えると、
7割の住宅は不適合。

つまり、今も建ち続けている住宅の7割は、
あと7年後には「建ててはいけないレベルの家」ということになります。

※当然基準に適合しない建物は、中古流通市場でも低い評価となりますが、
   中古流通の活性化についての話をし始めると長くなるので、
   またの機会に・・・


ドイツの話に戻しますが、
特にフライブルクでは、30年近く前から環境対策への取り組みを本格化させてきました。

脱原発、コージェネ発電推進、住宅の省エネ推進、
今日本が取り組まなければならないと思い始めているものが、
30年前には取り組まれていたのです。

住宅においては、築年数の古い集合住宅の省エネ改修が推進され、
街中にリノベーション済の物件を目にすることができます。

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シュッとした建物ですが、築年数30程度でしょうか。

見分け方は窓の深み。

DSC06200

日本では考えられない分厚い断熱材を外から張り、
超高性能なサッシに取り替えてあるため、
多少建築の知識がある方なら一目で改修済みだと分かります。

戸建てより集合住宅に住んでる割合の方が高いため、
効率的に国全体の建物の性能を上げるために、集合住宅の改修が推進されてきました。

新築住宅については、
厳しい性能基準をクリアしたものしか建てさせなければよいだけです。

言うのは簡単ですが、、、

ちなみに2021年ドイツでは、
外からエネルギーを持ってくる建物は建築不可になるとか。
パッシヴ住宅ではもう時代遅れ、二アリーゼロ住宅が義務化されます。

当然国の政策として義務化が推進されていますので、
建材のレベルも段違いです。


例えばサッシ。

日本で住宅の断熱性能を高めようとした場合、
壁の断熱を厚くすることは比較的容易ですが、窓の性能を上げることは容易ではありません。

日本で流通してあるサッシの性能が低いからです。
U値(熱貫流率)が低いほど高性能なのですが、

日本では高性能サッシでもU値(熱貫流率)は2程度。
ドイツではその程度の性能のものはそもそも製造できません。

ちなみに今年はU値1.0が義務化されるとのこと。
中には0.4といったものも存在するそうです。

どのくらい凄いのかはお伝えしづらいのですが、
ドイツのサッシと同等程度の性能のサッシにしようと思えば、
日本のペアガラスのサッシを、3枚合わせて取り付けるイメージ、
といえばお分かりいただけるでしょうか?



日本でも・・・

2020年の断熱義務化以降には、
太陽光を載せただけの偽物のエコ住宅や、「中気密中断熱」の家は
建てられなくなり、中古市場でも資産価値の低いものになります。

法律で義務化されるからという訳ではなく、
先進国の中で「最も住宅の性能が低い国」と失笑を買っている日本で、
建築に携わるものがやるべきことは、

「一次消費エネルギーを極限まで削減する建物」

をつくる努力をし続けることではないでしょうか?


1DSC06407
全く旅行記っぽくないブログになりました。。。

最後に旅行っぽい写真を。

ディナーで訪れた、山の上のレストランから望むフライブルク市内。
ちなみにこのときの21時位です。

残念ながら食べ物の写真はありません(汗)




Logic Architecture 吉安タカユキ

http://www.arc-logic.net/










旅行記

みなさん、こんにちは。

いつもあなたの心に、ファイヤー吉安です。

今日は、どぎゃん??







・・・すいません

村田工務店村田社長のブログをご覧になられている方にはお馴染みの
このフレーズ。

敬意を表しまして、、、公認でパクらせていただきました。



昨日、村田社長と初対談。

すっかり意気投合し?深夜までお酒を飲んでおりまして・・・

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ファ、ファイヤー(左が村田社長)

ファイヤーの名の通り、非常に熱い方でした。
全国の工務店仲間とチームを組み、工務店の為に尽力されている村田社長。

想いや理念に共感する部分が非常に多く、
工務店業界を一緒に牽引して行こう!と盛り上がりました。

終盤はよく分からない難しい話になりましたけど・・・(笑)









さて旅行記。


ドイツの旅ブログを書かなきゃと思いつつ1週間経過。

長くなりそうですので、何回かに分けて書きたいと思います。



今回の旅の目的。

別にアウトバーンでもクルマでもありません。(?)


いつもながらの視察、研修、移動の連続のタイトな旅程。


・成田〜オーストリア・ウィーン入り。現地で3泊
・ウィーンの有名建築視察、ヨーロッパ最大のバイオマス発電所視察
・半日自由時間を使い、スロバキア〜ハンガリーへドライブ
・スイス・バーゼル空港〜ヴィトラミュージアム
・陸路でドイツ・フライブルク入り。現地3泊
・環境先進都市フライブルク視察
・シュワルツヴァルトで森林経営を学ぶためにひたすら登山。
・レンタカーで逃亡し、シュトゥットガルトへ
・最終日は列車でフランスストラスブールへ移動
・4時間ほど滞在したのち、フランクフルト空港から帰国


書いてみたら大したこと無いような・・・


次回は写真入りで現地レポートを書きたいと思います。



Logic Architecture 吉安タカユキ

戻りました

海外視察ツアーより無事戻りました。

現地の住宅事情、林業事情、エネルギー政策を、
6泊8日でギューッと詰め込む弾丸トラベルでした。


ざっと移動した履歴を。

・成田〜オーストリア・ウィーン入り。現地で3泊。
・スロバキア〜ハンガリーへレンタカーで半日ドライブ
・ウィーン〜スイス・バーゼル空港〜ヴィトラミュージアム
・陸路でドイツ・フライブルク入り。現地3泊。
・フライブルクにて先進地域視察
・シュワルツヴァルトの森の中をひたすら歩く
・レンタカーで逃亡し、シュトゥットガルトへ
・最終日は列車でフランスストラスブールへ移動
・4時間ほど滞在したのち、フランクフルト空港から帰国


詳しいレポートは次のブログで。。。



お土産は・・・

先着順で若干ご用意しております(笑)

大したものはございませんが、気になる方はお早めにどうぞ。




そんな訳で、今日は久々に出社。

気になるのはやはり完成間近の現場の状況です。


一路八代へ。

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想像以上のにシュッとした出来具合。

実棟を見て頂かないと伝わりにくいですが、
面の使い分け、白黒ハッキリした色使いが何とも言えません。

こちらの建物は7月よりしばらくの期間、展示致します。



イベントの詳細が決まりましたら、ブログ、HPにてお知らせしますので、
ご期待下さい。



Logic Architecture 吉安タカユキ


Logic Architecture HP




シンプル

いいデザインって何でしょう?



奇抜なアイディアで魅せること?

お洒落な小物で装飾するもの?

色んな部材を使うこと?


色んな意見があると思いますが、
建築的には、余計なものを消して、極力シンプルに仕上げることがベストではないかと考えます。



時折、シンプルな建物を「つまらない」と感じられる方もあるようです。

無垢のフロア、白い壁、他には何も無い空間。

特に、家具が置いてない状態であれば、退屈に感じられるかもしれません。
 




一方、
クロスを部屋や面ごとに貼り分け、 家具を置かなくても賑やかな空間。

見学会などでそういったお部屋を見られると、お洒落だと感じられるかもしれません。



しかし、そこで暮らし始めると・・・

その空間に家具が置かれ、カーテンやラグなどが入ってきます。
色と色が喧嘩し合い、調和が取れなくなってしまいがちです。



実際にその空間で暮らすことを考えると、
建築のデザインはシンプルであるべきだと考えます。

しかしシンプルにつくることは案外難しいものです。



余計な線は消す。

色も最小限に抑える。

高さをそろえる。



窓の枠、ドアの枠、巾木の高さ、笠木の厚みなどを、
 


より薄く、

よりフラットに、

より存在感無く、



ディテールにこだわると、
引き算で納まりを考え、無い部材はつくる必要があります。


鋭い方は、

「何かよく分からないけど、何か違う!」

と言って下さいます。


ディテールは料理でいうところの「隠し味」に似ているのかも知れません。


パッと見ても気付かないところに、
私どもの工夫があることに気付いてもらえると嬉しいです。。
 

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最近取り扱いを開始した kitchen house社の「archi01」 

5mmの薄天板、扉のチリの細さ、構造を見ると相当に手間暇かかってます。
余計な線や面を排除した究極のシンプルデザインです。


logic architecture 吉安



http://www.arc-logic.net



5名の建築家

九州を代表する建築家5名をお招きして、現代美術館で開催したシンポジウム

「一流建築家と建てる2000万円前後の家づくり」

定員ギリギリの20組40名の方にご参加いただき、お陰様で大盛況でした。


熊本での実績が多い先生もあり、名前も通っていることもあるおかげか、
お問い合わせ時にも

「本当に5名とも来られるんですか!?」

といったご質問もいただいており、かなり期待度が高かったようです。



シンポジウムの内容は、
5名の建築家に、それぞれの施工事例などのプレゼンテーションを行っていただくといったもの。
IMG_6170
休憩無しの3時間に及ぶシンポジウムでしたが、
ご参加いただいた皆様は終始「うっとり」とした表情で
先生方のプレゼンテーションに聞き入っていらっしゃいました。

先生方の建物とクライアントに対する、
想いの深さ、妥協の無さを感じていただけたのではないでしょうか?

※今回ご協力いただいた大石先生のブログに当日の様子を書いていただいておりました。
   建築家ファンの私としては、何だか嬉しいです。。。

http://oishikazu.exblog.jp/18814053


終了後は、3名の先生方と食事に。。

シンポジウム以上に濃いお話が拝聴できたことは言うまでもありません。。




ここで今更ですが(笑)、
今回参加された5名の先生のプロフィールをご紹介します。



大石和彦先生
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福岡県生まれ。1979年九州芸術工科大学工学部環境設計学科卒業。病院や医療施設の建築設計を経て、施主の想いを形にする住宅設計に興味を持ち、1995年に大石和彦建築アトリエ設立。九州産業大学、近畿大学、積水ハウスなど建築関連の講師も数多く担当。2011年北九州建築文化賞、福岡県美しいまちづくり賞(2001年優秀賞、2002年・2003年大賞、2010年優秀賞)など受賞歴多数。



井本重美先生
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宮崎県生まれ。1979年九州芸術工科大学環境設計学科卒業後、渡米。アリゾナのアーコサンティに参加し、建築と都市に興味を持つ。ネクサス香椎において、オランダの建築家、レム・コールハースとアメリカの建築家、スティーブン・ホールのコ・アーキテクトを務める。1995年imoto アーキテクツ設立。受賞歴は第8回日新工業建築設計競技入選、第5回福岡県建築住宅文化賞入選、第8回福岡市都市景観賞入選など多数。
 


松山将勝先生
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鹿児島県奄美大島生まれ。1991年東和大学卒業、1997年松山将勝建築設計室(2000年に株式会社松山建築設計室に改称)を設立。現在、西日本工業大学、九州工業大学の非常勤講師も勤める。2003年・2007年福岡県美しいまちづくり建築賞大賞、2006年・2008年・2009年グッドデザイン賞、2009年日本建築学会建築九州賞作品賞、2010年THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARDS 2010国際建築賞など受賞歴多数。 


田中俊彰先生
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1983年福岡大学工学部建築学科卒業。1986年田中俊彰設計室設立。1992年中原中也記念館公開設計競技・優秀賞、2010年日本建築学会建築九州賞作品賞など受賞歴多数。1994年に手がけた京都府大宮町の「小町の舎」は、2000年のAmerican Wood Design Awards で最優秀賞も受賞。2001年以降、福岡大学工学部建築学科の非常勤講師も勤めている。
 


柳瀬真澄先生
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福岡県生まれ。1977年福井大学建築学科卒業後、一級建築士事務所環境計画入社。1984年柳瀬真澄建築設計工房設立。住宅、医院、教育施設等、幅広い環境づくりに携わる。1986年木造住宅優良事例コンクール・優良賞、1988年福岡県建築住宅文化賞・優秀賞、2002年INAXデザインコンテスト・銀賞、2009年第2回建築九州賞・JIA賞など受賞歴多数。九州産業大学建築学科で非常勤講師も務める。




これだけの方々に集まっていただいてのイベントは滅多には開催できませんが、
「またやりたいね!」といったお言葉も頂戴しました。

資産価値の高い家を多くの方に所有していただくには、
やはり日本の家は「建築家」が設計するべきです。


少しでも多くの方に、建築家の仕事を知ってもらいたい・・・


そういう気持ちで開催して参ります。
おそらく秋頃になるかとは思いますが、次回にもご期待下さい!



logic architecture 吉安






 

建築家

先日、世界的な建築家である黒川雅之先生とお話する機会に恵まれました。


プロダクトデザイナーでもある黒川先生。

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この「GOMシリーズ」はあまりにも有名ですよね。

ニューヨーク近代美術館MoMAの永久コレクションにも選ばれている、
先生の代表作のひとつです。




今回黒川先生は「ゲノムの建築」という講演会のために
福岡に来られていたのですが、

ご挨拶させていただくと、自ら会場内を案内して下さり、、、

ユーモア溢れるとても気さくなお人柄と、
発せられる言葉の深さに圧倒されてしまいました。


 美しいとはどういうことか?
 なぜ山は美しいのか?
 なぜ女性の体は美しいのか?


といったお話がとても興味深かったのですが、
あまり芸術的なことを伝えるのが得意ではない私・・・



現実的なもので一番面白かったものが、
黒川先生の考案された「規格住宅」についてのお話でした。


地下室+地上2階の箱型の躯体、
コンクリート、木造、鉄骨のいいとこ取りのハイブリッド構造とすることで

・コストを抑える
・建物を軽くし耐震性を上げる
・耐用年数を長くする
・資産価値が高くなる
・どのような間取りにも可変する
・地下室は外気温の影響を受けにくく快適である
・増改築が容易である

といったメリットがある建物となっていました。


コストについては、室内の仕上げをある程度割り切れば、
恐らく20代の若いご夫婦でも建てる事ができるようなものかと思われます。

家族構成の変化に伴い、どのようにでも可変させることが出来るので、
十二分に「終の住処」とすることに何ら不安が無いものでした。

勿論デザインも素晴らしく、
数十年経っても廃れる事の無い、必然性のある美しいものです。



このような規格住宅について、
もしかすると近日、詳しいお話が出来るかもしれません。




ここで告知で申し訳ありませんが、、、、

多少関連性のあるイベントの情報です。

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「一流建築家と建てる2000万円前後の家づくりシンポジウム」


何故建築家とつくる家は高いと思われているのか?
2000万円で建築する為にはどうすれば良いのか?

九州を代表する5名の建築家に語っていただきます。



日時:5月19日(日) 13:00〜16:00
場所:熊本市現代美術館CAMK
※定員20組 完全予約制

お申込み方法

ご予約フォーム
Facebookからのお申込み
TEL:096-233-0649


建築家の方々の思いを、
過去の作品事例の紹介を交え、一気に5名から聞ける貴重な機会です。

ご希望の方は、個別の相談にも応じることが可能です。

是非お気軽にご参加下さい。


久々にブログを書いたと思えば、
告知になってしまいました・・・



吉安



イベントのお知らせ

最近お客様から

「たまにはブログ書け!」とのお言葉を頂戴しまして・・・

久々登場の吉安です。

いいネタ仕込み中ですが、かなり長文になりそうなので、
今日はゆるりとした内容で。。。



さて、
世界最大のインテリアの見本市「ミラノサローネ」の時期です。

DSC01706
毎年行こうと心に決めていたのですが、今回は、、、

一号機、二号機の入学式と入園式の為に欠席。

Facebookを見ていると、サローネ組は相当楽しんでいる様子。

羨ましくて仕方ありません。。。



去年は、バルセロナの有名建築ツアーもあり、
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夜のサグラダファミリアや、

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ミース設計のパビリオン、

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日中はサグラダファミリア主任彫刻家の外尾さんに案内していただいたり、

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お上りさん気分を満喫したり、最高に楽しいツアーでした。

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もちろん、しっかりサローネも視察してきました。
サローネで感じたものが、ロジックのつくる家のディテールに活きています



そんな未練たっぷりな気持ちで去年の写真を眺めつつ・・・



今日はイベントのお知らせです。


・八分字「三角屋根の家」完成見学会
 開催日時:4月13日(土)14日(日) 10am-5pm

・後悔しないための賢い家づくり勉強会(グランメッセ) 
 開催日時:4月21日(日) 1pm会場 1:30pm講演

logic_spice_h4d_201304 のコピー

どちらも完全予約制(15組限定)になります。

最近では勉強会、見学会ともに定員オーバーになることが多く、
ご案内出来ない事もあります。

早めのご予約をおすすめします。


ご予約はこちらからお申し込みいただくか、
096-233-0649までお願い致します。


※ロジックではお客様のプライバシーを考慮し、見学会の開催場所を
   非公開とさせていただいております。

   参加ご希望の方へは、ご予約の際に開催場所をご案内させていただいて
   おります。
 
   ご理解とご協力いただけると幸いです。


今週来週のイベント以外にも、ひっそり開催するシークレットイベント
も開催。

ご興味のある方はお問い合わせ下さい。



吉安

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