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家を建てたい方であれば、誰でも気になる断熱。
一口に断熱と言っても、基礎や床の足元の部分の断熱、壁、屋根と大きく3つに分かれます。
今日は足元の断熱について。
■床断熱
建物一階の床下全面に断熱材を施工し、外部の温度の影響を防ぐもので、ほとんどの住宅で採用されています。
断熱層より下の、つまり基礎の中には通気があり、外部の環境に大きく影響を受けます。
この工法では施工の精度により、断熱材が垂れさがったりする可能性があり、その欠損部分から冷気が侵入する可能性があり、よって、確実な施工が求められます。
■基礎断熱
メリットとしては、容易に気密性能を確保できるので、省エネルギー性が非常に高いことと、外気を取り込まないために床下結露に強いことなどがあります。
冬場に極寒となる北欧やドイツでは、以前から一般的な方法です。
よく欧米の家は家中温かい、と言われますが、それは必ずしもセントラルヒーティングによるものという訳ではなく、基礎断熱、外断熱が大きく影響しているものと思われます。デメリットとしては、防蟻が難しいことがあげられます。
最近では気密断熱性能を高め、エネルギーロスを最小限に抑える家づくりを考えた場合は、ほとんどの場合基礎断熱を取り入れられているよう
です。
(基礎断熱施工中の様子)
基礎の生コンを打設する時に、一緒にスタイロフォームという断熱材を基礎の型枠内に入れてしまいます。そうすると生コンと密着した状態で基礎立上り部分の断熱ができます。
次に基礎床部分に同じスタイロフォームを貼り付けます。こうすることで外部から基礎のコンクリートを伝って床下に入ってくる熱を軽減させることができます。
ここで使用しているスタイロフォームは第3種といって、スタイロフォームの中でも断熱性の高いものです。足元の断熱について、気になる方はお問い合わせ下さい。